仮想通貨VIPSTARCOINをテストモード(regtest)で動かしてみた
VIPSTARCOINはスマートコントラクトが搭載された通貨ですが、いきなり本チェーン上でスマコン動かすのは怖いですよね。
ってことでテストモード(regtest)を使ってみました。
すごく簡単なので、みなさんも是非試してみてください。
本記事で扱うVIPSTARCOINウォレットのバージョン
Version 1.0.2 ※他バージョンの場合、操作方法・画面等が異なる可能性があります。
免責事項
本記事の内容によって生じた損害について、一切の責任を負いかねますので御了承ください。
regtestモードとは?
- 自分だけのブロックチェーン(=プライベートチェーン)をローカルに構築するモード
- regtestモードのブロックチェーンに対する操作がVIPSの本チェーンに影響することはない
- テスト用のVIPSを大量にもらえる
- 好きなタイミングでブロックを生成し、検証を進めることができる
- → 送金やスマコン操作の検証が終わるまで待つ必要がない
というわけで、失敗しても損しない・迷惑かけない、そして無駄な待ち時間が発生しないというテストに最適なモードなのです。
regtestモードの操作方法
起動編
コマンドプロンプトから、以下のコマンドでウォレットを起動します。
VIPSTARCOIN-qt.exe -regtest
こんな感じで見慣れない色のスプラッシュが出れば成功です。
なお、プライベートブロックチェーンは、%appdata%\VIPSTARCOIN\regtest
フォルダに作られています。
最初からやり直したいときはこのフォルダを削除すればOKです。
注) 当たり前ですが、%appdata%\VIPSTARCOIN
フォルダやwallet.dat
を消さないように気を付けてください。
さて、ウォレットの起動が終わって上記の画面になったら「設定」→「オプション」を開きます。
「貯金(ステークされないVIPS)」のところに、「9999999999」と入力し、「OK」を押します。
この設定は必須ではないのですが、設定しておかないとテスト用のVIPSがPoSに回されて使用できなくなってしまうことがあるので、特段理由がなければ設定しておくのがベターです。
続いて、「ヘルプ」→「デバッグウィンドウ」を開き、「コンソール」タブを開きます。
そこで、以下のコマンドを実行します。
generate 1000
コンソール画面に謎の文字列がズラズラっと表示されればOKです。(少し時間がかかります)
generateというのはブロックを生成するコマンドで、このコマンドによって1000ブロック生成したことになります。
そして、ブロック生成に対して報酬(テスト用のVIPS)をもらうことができます。
大量のVIPSを見て金持ち気分に浸りましょう。
操作編
操作編・・・といっても操作は普通のウォレットと変わりません。
ただし、検証を進めるには先ほどのgenerateコマンドを実行する必要があります。
試しに送金をしてみましょう。
自分のアドレスに送金をすると、取引画面にこんな表示が出ます。
この状態で先ほどのコンソールを開き、以下のコマンドを実行します。
generate 1
すると、以下のように左側のマークが ? から 時計マークに変わり、検証が進んだことがわかります。
トークンを作ってみる編
せっかくなのでスマートコントラクトの例として、トークンを作成してみます。
トークンの作り方は以下wikiの通りに進めればOKでした。
トークンの作り方 - VIP☆STAR
こんな感じで作成。
作成ボタンを押したら、generate 1
を実行します。
無事、作成されました!
まとめ
- regtestモードでウォレットを起動するには
VIPSTARCOIN-qt.exe -regtest
generate
コマンドでブロックを生成し、検証を進める- それ以外は、基本的に普通のウォレットと同じ操作
お疲れさまでした!