ubuntuサーバで仮想通貨VIPSTARCOINのPoSをしてみた
これまで普段使いのパソコンでVIPSTARCOINのPoSをしてました。
が、さすがにずっと電源入れっぱなしにするとパソコンの寿命が短くなりそうだったので、ちょっと前に導入したさくらVPSのubuntuサーバでPoSをすることにしました。
せっかくなので、導入する手順をここに記しておきます。
本記事で扱うバージョン
Ubuntu : 16.04.5 LTS
VIPSTARCOIN : 1.0.2
※他バージョンの場合、操作方法等が異なる可能性があります。
免責事項
本記事の内容によって生じた損害について、一切の責任を負いかねますので御了承ください。
手順
1. VIPSTARCOINのビルド
以下のURLにアクセスし、Readmeの「Build on Ubuntu」に記載されたとおりにコマンドを実行します。
GitHub - VIPSTARCOIN/VIPSTARCOIN: VIPSTARCOIN Core Wallet http://www.vipstarcoin.jp
GUIは使用しないので、「# If you want to build the Qt GUI:」の部分は実行しなくても大丈夫です。
2. ウォレットデータの移行
普段使ってるウォレットとデータを共有したい場合は、wallet.datを移行する必要があります。
使用しているターミナルアプリの方法に従って、wallet.datを「~/.VIPSTARCOIN」フォルダにコピーしてください。
3. ウォレット起動
まず、インストールしたフォルダ内の「src」フォルダへ移動します。
例えば、「~/VIPSTARCOIN」にインストールしたのであれば、以下のコマンドを実行します。
cd ~/VIPSTARCOIN/src
続いて、coindを起動します。
./VIPSTARCOINd -daemon
2019/04/08 追記: ./VIPSTARCOINd &
と記載していましたが、-daemon
を使用することが推奨されているとの情報をいただいたので修正しました。
以下コマンドでプロセス一覧を表示し、VIPSTARCOINdのプロセスが存在することを確認します。
ps x
ウォレットの暗号化をしている場合は、暗号化の解除をします。
./VIPSTARCOIN-cli walletpassphrase password 9999999999 true ※「password」の部分は自分のパスワードに置き換えてください。
このコマンドは、Staking Onlyで 9999999999秒(≒317年) の間 暗号化を解除する、という意味です。時間は適当に変更してOKです。
最後に以下のコマンドを実行し、「staking」が true になっていればPoSが開始されています。
※暗号化解除からstakingの状態が変わるまでに数秒かかりました。
./VIPSTARCOIN-cli getstakinginfo
4. PoSするのを待つ
ひたすら待ちます。PoSされるまで本当に導入に成功してるのかわからないのが歯がゆい。。
僕のところでは、普段使いのPCを立ち上げていない状態で無事PoSすることができました。